みなさん、「白玉」と聞くと何を思い浮かべますか?
ほとんどの方は白玉団子、白玉あんみつ、みたらし団子、大福などのお菓子の名前を答えるでしょう。
しかし実は白玉粉を使って、ケーキやワッフル、クッキーやドーナツ等もお手軽に作れるんですよ♪
小麦を含んだ小麦粉を使用しないグルテンフリーのスイーツレシピにも役立ちますので、上手な白玉粉の使い方を覚えて、お家で簡単手作りお菓子をお試しください♪
白玉団子の和スイーツ

白玉粉を使ったデザートと言ったら、やはり白玉団子です。
ツルンとした食感と涼やかな見た目。
白玉団子は歳時記にも掲載されている夏の季語としても知られています。
上品な食感だけでなく、真っ白でまんまるいカタチと透けるような薄透明の可愛らしい見た目もその特徴。
ですから、お客様にお出しするお茶菓子としてもピッタリですよね♪

和スイーツとしての白玉団子
白玉団子の一番の特徴といえば、つるんとした舌触りと、やわらかな弾力。
その食感を活かして様々な「和」の味を堪能できるのです。
白玉団子は、特に「あんこ」との相性が抜群です。
ぜんざい(おしるこ)や白玉あんみつを食べたことがない日本人はいないのではないでしょうか?
白と黒のコントラストが映える和スイーツの王道です。白砂糖ではなく黒 砂糖で作るので独特の濃厚な甘いみつに絡めて食べる白玉は絶品です。

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あんこではなく香ばしい甘辛たれをつけた「みたらし団子」が好きな方も多いですよね。

他にも、白玉団子は抹茶、きなこ等の和の風味とよく合います。

白玉団子は洋風デザートにも違和感なく溶け込む
もちろん、白玉団子の楽しみ方は「純和風」だけではありません。
和風のクリームパフェや、抹茶ぜんざいかき氷の上にアイスと一緒にのせてあったりしますよね。
白玉団子のつるもち感は、アイスやクリームの食感にもマッチします。

少し意外かもしれませんが、実は白玉団子はフルーツとも非常によく合うんです♪
日本では大正時代から食べられている「フルーツポンチ」にも、白玉団子は欠かせません。
ゼリーや寒天とともに浮かべるとカラフルでとても可愛いです。

日本人に古くから愛され続けている甘味の代表格「白玉団子」は、日本の食文化の歴史と共に和洋色々な楽しみ方するようになったんですね。
白玉団子は色も風味も味付けも自由

白玉団子の基本の作り方は、白玉粉と水をこねあわせるだけのシンプルな製法です。

出来上がった白玉団子には、ほんのりした素材の甘みがあり、色は混じりけのない美しい純白です。
しかし、水の代わりになる素材を使ったり、生地に色鮮やかな食材を練り込むことで、また別の色合いや風味を楽しむことができるんです。
白玉団子を水以外の水分で作る
水以外の水分を使って作ると、風味豊かな白玉団子が出来上がります。
豆腐、ヨーグルト、甘酒、ココナッツミルク、豆乳、牛乳などで作った白玉団子は、食べた時にその素材の味が口の中に広がります。

紅茶やコーヒーなど白や透明以外の水分を使うと、味だけでなく彩りも楽しめます。
赤ワインや野菜ジュースを使うと、ヘルシーで健康にも良さそうですよね。

白玉団子に色々な素材を練り込む
白玉団子を作る時にボウルに白玉粉と水を1対1の割合で入れ、そこに様々な食材を練り込んで、味や見た目のバリエーションを楽しむこともできます。

最もポピュラーなのは、抹茶味やココア味の白玉団子です。

いちごやレモン、キウイやマンゴー等の果物を練り込んだら、とってもカラフルな和のスイーツになりますよね。
トマトやアボカド、人参やかぼちゃ等の野菜を使っても、彩り豊かな白玉デザートが作れます。
その他にもミントやよもぎ、アーモンド、ごま、青のり、チーズなどを混ぜ込んでも、素材の色や風味をいかせますよ♪

白玉団子以外の和菓子

白玉粉のもつモチモチの特徴は、白玉団子に限らず、他の和菓子つくりにも活躍します!
白玉粉の特性を活かした和菓子
大福の皮につかわれる「求肥(ぎゅうひ)」は平安時代くらいから食されていると言われます。
独特のモチモチした大福の食感を作り出しているのも「白玉粉」です。
白玉粉を使うと、簡単に豆大福やいちご大福まで作れてしまうんですよ♪
自家製の求肥を使って作った大福なんて最高ですね!

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白玉粉は大福だけじゃなく、月見団子やおまんじゅう、梅が枝餅やくるみ餅などの和菓子作りにも広く活躍します!

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また、上品な和菓子の代名詞ともいえる「練りきり」。
技工を凝らした優美な見た目と、口の中でとろけるようなねっとり感は、他のお茶菓子とは違う独特な舌ざわりです。
最近は和菓子屋さんに行っても、目にすることが少なくなりました。
しかし抹茶を飲んでいる時には、やはり練りきりが食べたくなります。
そういう時には、白玉粉を使ってご自宅で作ってしまいましょう!

このねっとり感は、いも蒸し羊かん作りにも最適です。
お客様が来た時に、手作り和菓子でおもてなしするなんてステキですね♪
秋田の郷土菓子「バターもち」も白玉粉で作れちゃいます。
白玉粉で洋菓子作り

バレンタインデーにはチョコレートを使用したチョコ大福がとても人気です。
●関連記事:「グルテンフリーにも!「白玉チョコ大福」のバレンタインデー簡単レシピ」
洋菓子作りの時にも生地に白玉粉を混ぜて「低グルテン食」にすると風味が増して美味しくなるだけでなく、粉の配合によってそれぞれのスイーツが持つ食感もいかせます。
マフィンに薄力粉と同量、ワッフルにはワッフル粉と同量の白玉粉を使うと、いつもよりしっとりモッチリ仕上がります。
パンケーキ、シフォンケーキ、ロールケーキ、バームクーヘンに使う場合は、ホットケーキミックスと白玉粉のバランスによって変わる様々な食感をお楽しみください!
クレープを作る時に薄力粉と白玉粉を2対1の割合で作れば、卵なしでもふんわり♪

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ドーナツの生地に白玉粉を混ぜると、中はしっとり外はサクサク♪
ナッツ クッキーやタルト、ガトーショコラ等の生地は白玉粉だけでも作れるので、グルテンアレルギーのお子さんでも安心して食べられます!
他にも白玉粉は強力粉と合わせて、パンの生地作りなどにもお使いいただけます。
色々アレンジして、お子さんに美味しいスイーツを作ってあげてくださいね♪

和洋スイーツレシピのまとめ
白玉粉は、米が原材料なので消化の良い食材です。
ですから、お子さんのおやつ作りにぴったりですよね。
白玉粉の特徴をいかした人気デザート
「ツルンとした白玉団子」「もっちり大福」
「ねっとり練りきり」「もちふわドーナツ」、どれも捨てがたいですね。
それだけでなく白玉のお菓子作りには、「かりんとう」や「ピーナツおかき」などの生地に混ぜ込んで、カリッとさせるテクニックもあるんです!
そうなると、お子さんやママだけでなく、おじいちゃん・おばあちゃんもデザート選びに悩んでしまいますね。
だったら日替わりの白玉デザートを作って、みんなで全部食べてしまいましょう♪
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白玉粉はグルテンフリースイーツ・料理にも使えます
今回はスイーツを中心にご紹介しましたが、お料理に使用してもおすすめです!
お豆腐と混ぜておかずやおつまみ代わり、野菜たっぷりのミネストローネにポンと入れて美味しくしたり、カレーにとろみをつけることも出来ます。
白玉粉や白玉は米粉で出来ている優しいタンパクな味なので、たくさん加えても他の材料の味を邪魔せずに引き立てます。
●関連記事「肌寒い日を味方に!白玉ミネストローネスープレシピ」
ゆでてから冷凍保存も可能です。
冷凍庫から出して流水でさっと使えるので調理も簡単です!
レシピで使われている極上白玉粉
