最近SNSニュースや雑誌の特集などでよく見聞きするグルテンフリー・ダイエットは、 小麦などの穀物に含まれるグルテンを摂取しない比較的新しい食事療法です。
グルテンフリー・ダイエットでは、小麦粉の代わりに米粉・とうもろこし粉・大豆などの食材で作られた食品を中心とした食生活を送ります。 体からグルテンを抜くことで体調が良くなったり、肌がキレイになったり、ダイエットに成功したり、と様々な効果を感じている人が多いのです。
しかし、どうしてグルテンは健康やダイエットに良くないのでしょうか?
このダイエットでは「糖質制限」とは違い、お米を食べてもいいのですが、
糖質制限ダイエットとグルテンフリーダイエットでは、一体何が違うのでしょうか?
小麦から米中心の食生活に!グルテンを摂らないダイエット法の効果

グルテンフリーダイエットは「グルテンを含む小麦使用の食品を食べない」という食事療法です。
健康意識の高い人が実感するグルテンフリーの効果

グルテンフリーダイエットは海外で注目されて流行し、日本国内でも健康意識が高い人達の間で行われるようになりました。
ノングルテン生活を送ることで、消化器系の機能回復、便秘・頭痛・肩こりの改善、睡眠の質の向上、思考力・集中力アップ、疲労感がなくなった等の効果を感じている方は多いようです。
グルテンフリーは美容やダイエットにも◎

グルテンを摂取しないと腸内環境が整って肌がキレイになったり、お腹の張りや体のむくみが取れたり、代謝がアップして体重が落ちたりの他、生理痛が緩和されたりと、女性にはかなり嬉しい効果があるようです。
個人差はあるものの、体質改善が期待できる食事法ではあるので、身体の不調を感じている人は、一度試してみる価値はありそうですね。
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ダイエット目的なら糖質制限より米や米粉でグルテンフリー

では、このダイエット法で問題となっている「グルテン」とは何なのでしょうか?
なぜグルテンは健康に悪いと言われるのか

グルテンとは小麦・大麦・ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種です。
不溶性の「グルテニン」と「グリアジン」が水と合わさることで、網目状の物質「グルテン」が生成されます。
弾性のある「グルテニン」と粘性のある「グリアジン」から生まれる「グルテン」は、胃腸内で消化・吸収がされにくいとう特性をもちます。 グルテンの特性を利用して作られるパンなどの小麦加工食品は更に体内で分解されにくく、体を冷やし、栄養の吸収を悪くし、代謝も下がりやすくなってしまうのです。 代謝の低下は肥満に繋がるのはもちろんのこと、胃腸の不調を感じたり、肌トラブルを引き起こしたり、体のパフォーマンスが全体的に下がります。
このように、グルテンの摂り過ぎは健康やダイエットの妨げとなるのです。
「糖質制限」VS「グルテンフリー」

最近は「糖質制限」をされる方が増えています。
短期間に効果が出やすいという評判で、グルテンフリーと同じく食事内容のコントロールでダイエットをする方法です。
この食事法では血糖値を下げるために、砂糖や米、パン、麺類などの炭水化物を始め、糖質量の高い野菜や果物、調味料なども避けなければなりません。
しかし、医師や栄養士などの指導もなしに極端な糖質制限を行うと、栄養が不足したり偏ったりすることが多々あります。
炭水化物は5大栄養素のひとつ。そして糖は腸内細菌のエネルギー源にもなるので身体に必要なのです。
ですから、美容やダイエット、ちょっとした体調不良の改善など、アレルギー以外の理由で食生活を変えようと思っている方には、小麦を食べないだけの「グルテンフリー生活」をおすすめします。
グルテンを含まない米粉のメリット

グルテンフリー生活のスタートとして、小麦を使った食品をお米や米粉製品に置き換えてみましょう。
小麦加工品に含まれるグルテンとは異なり、お米はとても消化のいい食品です。
小麦のように体を冷やしませんから、代謝もアップし、体内で吸収されたお米はエネルギーとして消費され、脂肪として残りにくいのというのがメリットです。
それに、焼いて水分を飛ばして作るパンよりも、水分を含ませて炊くご飯の方が満腹感を得られます。
お菓子なども米粉で手作りすれば、小麦製品に含まれていることが多い余分な脂質や糖質、添加物なども避けられてヘルシー!
それでは最後に、「米粉を利用したグルテンフリー生活」の実践方法を見てみましょう。
小麦なしのグルテンフリーでも米なしの糖質制限でも大切なのは続けること

色々な食事制限による健康法やダイエット法がありますが、どんな方法でも続けることより効果の上がる方法はありません。 人により向き不向きがあるので、自分にあったダイエット方法を選ぶことが大切です。
続けることが大切なのはわかっていても、それでも続けられない理由は続けることが辛い理由があるからです。
その理由を見てみると、「食べられる食事の種類が少ない、飽きてしまう」や「食べられるモノが美味しくない」という理由が多いのです。
確かに、1種類の食材だけを食べ続ける「単品食ダイエット」や、あまり美味しくないダイエット食だと続けるのは辛いですよね?
そこで、グルテンフリー生活を続けるのにおすすめの秘策が万能食材「白玉粉」です。
米粉である白玉粉は、万能食材と言えるほど多くの和洋中の料理やデザードにも使えて、しかも美味しいのです。
もち米が原料の白玉粉はグルテンフリー食品の優等生

パンやパスタなどの主食だけでなく、今の日本人の食生活はグルテンだらけ!
揚げ物、シチュー、カレー、ハンバーグ、中華料理などにも小麦粉が使用されています。特に外食メニューは要注意です!
●関連記事「グルテンの多い食品リストとおすすめグルテンフリー食材」
外食は控えて主食はお米に切り替えるとして、日々のお料理には小麦粉の代わりに、米粉を使いましょう!
グルテンの特性は粘性と弾力ですから「小麦を使わないとあのもちもち感が出せないのでは?」と思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、米粉の中でもモチ米を原料とした「白玉粉」を使えば、もちもちした食感が楽しめるのです。
それに、細かい粒子に挽かれた白玉粉は消化のいい健康食品でもあります。
独特の風味はあるのにクセはない白玉粉は、あらゆる料理の美味しさをアップできる魔法の万能食材なのです。
それでは、ここからは米粉を上手に利用したおかずやお菓子作りをご紹介します!
米粉の生地でグルテンと同じもちもち食感!

もちもち食感が命の、たこ焼き・お好み焼きの生地や中華まん、餃子、焼売の皮にも米粉を使いましょう。
実は、餃子・焼売の皮などは、小麦粉より白玉粉で作った方がもちもち食感になるので、むしろ小麦粉よりも白玉粉の方が向いているのです。
●関連記事「グルテンフリーアレンジ可◎白玉粉で和風クレープのもちもち簡単レシピ」
米粉を使った揚げ物はサクッとヘルシー!

米粉は小麦粉よりも油の吸収率が低いので、揚げ物に使うとヘルシー!
唐揚げ・天ぷら・魚フライなどの揚げ物の衣に白玉粉を使ってみてください。
カラッと揚がってサクサク感が長く続くので、冷めても美味しいんですよ!
●関連記事「グルテンフリー生活でも揚げ物を諦めたくない方におすすめレシピ!」
料理のつなぎやトロミ付けにも米粉は◎

ハンバーグのつなぎや中華料理のトロミ付けにも白玉粉はピッタリ!
小麦粉や片栗粉を使うよりも、料理に美味しいまろみやコク深い風味が加わるんです。濃厚なホワイトソース作りにも活躍します。
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忙しい方は市販の米粉のグルテンフリー食品を

料理が苦手な人や忙しくて時間のない人は、お店や通販サイトで【グルテンフリー食品】の表示のある商品を購入するといいでしょう。
米粉パンやパスタを始め、グラノーラやクッキー、ラーメンやうどん等の麺類まで、グルテンフリー商品は豊富に販売されているので、上手に利用しましょう。 常温や冷凍で長期保存の効く商品をいくつか購入して置いておくと便利ですよ!
●関連記事「グルテンフリー冷凍食品や小麦アレルギーでもOKの白玉レシピ」
健康や美容のことを考えたら、自分で食材を選んで手作りするのが一番です。
ですが、忙しくて時間がない方は、スーパーや通はサイトで米粉で作ったグルテンフリー商品が購入できますので、それらの食品を上手に利用しましょう。
白玉屋新三郎の通販サイトでは、様々なサイズや価格の白玉粉がご購入いただけます。
グルテンフリーのお菓子やギフト用の商品も豊富に取り揃えておりますので、ぜひ御覧ください!